劇場版マクロスΔを観てきました。
上映している映画館も少ないのでなかなかサッと行けないところが今回の劇場版マクロスの辛いところです。
そして今回の劇場版マクロスΔに関しては事前に情報をあまり集めず、本予告を観たぐらいで、テレビアニメ版を観たぐらいです。
実際に劇場版マクロスΔの感想を書いていきます。
2時間程にまとまったテンポのよいマクロスΔでした!
まず率直な感想は、2時間によくまとめたな〜って思いました。
そして、かなり細かいことよりもワルキューレを軸に作られているという映画でした。
マクロスFの劇場版や初代マクロスの劇場版のようなほぼ別物というよりは総集編+再構築の映画でしたよ。
だから愛おぼや、マクロスフロンティアのサヨナラノツバサなどとはかなり違う印象です。
ただし単純に総集編でもないので、観て損ではなく、面白かったな思いました。
テレビ版がとにかく13話以降など特にだらだらしていた印象だったので、今回の劇場版がちょうどいいテンポで見応えがありました。
なので、冒頭にも書いたように「いい感じにまとめたな〜」って感じなのです。
劇場と激情をかけているのも、こういうシャレが好きだな〜ってマクロスらしいなとも思いました。
歌は新曲が3つ出ますが、とても良い曲ばかりで、さすが横アリのライブを控えるだけあってライブも楽しみになってきました。
今回の劇場版は完全に軸がワルキューレなので、三角関係も薄まっていて恋愛要素はほぼメサカナのみと思うぐらいで、ワルキューレファンにはとても楽しめる作品だし、戦闘パートも多いので、バルキリーの戦闘シーンが好きな人にも楽しめる作りになっていました。
ミラージュは明らかにテレビ版よりも良い扱いだったと思う!
恋愛要素は少なくなったけど、今回の劇場版ではテレビ版よりもミラージュがかなり頑張ってた印象です。
残念ながら恋愛感情が具体的に描かれている訳ではないのです。
でもハヤテと一緒にいる時間はミラージュの方が長い感じでした。
そして具体的にハヤテとフレイアが恋愛ラブラブ状態でもないので、ミラージュ可哀想というのがなかったのと、戦闘パートなどかなり「やってるで〜」という感じが描かれ、ウジウジしているミラージュがあまり無かったのが良かった印象なのです。
ウジウジしている暇のない程のあっという間の劇場版なので当たり前と言えば当たり前ですけどね。
メッサーは劇場版ではどうなる?!(ネタバレ含みます!)
ネタバレを含みまくる感想になりますが、今回の劇場版は元々どんな感じに作っているのかも予備知識なしに観に行きましたので、正直ある1つのポイントだけが気がかりでした。
それはメッサーのことです。
もしも、もしもメッサー生還ルートになっていたら嬉しいなと、いやもしくはメッサーの殉職自体が無い描き方かもしれない、とかだけ勝手な妄想をして観ていました。
この劇場版マクロスΔの作り方がいろんなシーンの順番や設定がテレビ版と異なっているので、どこにメッサー殉職のアル・シャハルの戦闘が入ってくるのか観ていても予想がつかず、描かないのかなって思ったりもしたのですが、後半になりアル・シャハルの戦闘になった時に、どんどん自分の緊張が増していきハヤテとキースのバトルになり、キースのルンが反応した時、「やっぱり来ちゃうのか?!嫌だー死なないでー!」って思いながら観ていました。
「デルタ2、エンゲージ!」
やっぱり始まってしまった白騎士と死神のバトル、違うルートは存在するのか?
Fのようにミシェルが生還したように、劇場版は違うルートで是非と思っている自分は甘いのか?どうなの?どうなの?
いよいよ、白騎士の機体の先のビームが放たれた時、「ああぁ、やっぱり死ぬのか?またこのシーンで切なくなるのか?」と思っていたけど、避けた、スッと避けたのを観て心の中で「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」って叫んでました!
もう完全に歓喜です、良かった避けたよぉぉぉぉ!
でも結局死んでしまうのは変わらないメッサーでしたが、その死に場所が本当に救われる気持ちになりました。
ビームを避け、白騎士を退け(殺してはいない)て機体はボロボロでカナメさんの胸の中まで辿り着いての死ぬところは、かなりの温情です。
監督や製作陣の思いやりを感じる殉職になっていて、死ぬけどテレビ版とはかなり違ったメッサーになっていて、観てよかったと思いました。
最早アラドとカナメの関係も全然無いぐらいの感じの上でのこのシーンなので、なんならメッサーが主人公でも成り立つぐらいだった(かなり個人的な印象ですが)。
映画パンフのインタビューで続編への期待は止まらない!
劇場版を視聴した後、映画のパンフレットを見ているとキャストの鈴木さんや西田さん、東山さんや安野さん、それからキャラ原案の実田さんなどのインタビューで、「今後の『マクロスΔ』の展開に、期待することをお聞かせください」みたいな質問がされていて、もう次を期待せずにはいられないほどでした。
これはかなりテレビ版や劇場版のある程度のゴールはロイドの目論見を止めたところでしたから、あの後のΔの世界を作ってくれるんじゃないの?と楽しみを持って続報を待ちたいと思いました。
なんと言っても監督の河森さんも同じ事をしたくない、新しい事をしたいという人なので、今回の一度終わったシリーズの続きを作るという「新しい事」をぜひ挑戦してみてくれたらファンもワルキューレも幸せだろうな、と思いつつ劇場版マクロスΔ「激情のワルキューレ」の感想を終わりたいと思います。
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